不思議な縁

不思議な縁

友人が身内の結婚式に臨席した話。

両家のご対面の際、相手の一人の顔を見て驚いた、数年前に交通事故を起こした相手で、自分が新車ということもあり、その際は興奮して殴り合いの大喧嘩をし、傷害事件にまでに発展、大騒動となった相手がなんと当日の親戚の席に座っていた、もちろん相手も下を向いて真っ赤な顔をしており、自分も地獄の長い時間を過ごしたそうだ、神様はこうしたいたずらを時々するらしい。

どんな経験もいつ何が仕組まれているか分からない、その場しのぎをしないように慎重に対処したいもの。

 

ある落語で聞いた話

借金で首が回らない男の話、そもそも借金は金に縁がなかっただけで、どうということはなく、まじめに返そうとしても手元不如意でどうすることも出来ないもので、まじめに返そうとしても無理であり、まじめに返そうとするから苦しいだけであって、返さなければどうということはないとの話。

借金は借りた方より、貸した方が苦しいものという結論。

お陰様という仕組み

子供の通知表が1のお陰で5が光リ・子供のおかげで偉そうに親が出来、犯罪者のお陰で警察や裁判所、弁護士が食っていけ、病人のお陰で医者が潤い、死人のお陰で坊主が生き延び、そうした仕組みの中でそれぞれがお互い必死に生きているのが社会かもしれない。

世の中、一切の無駄は無いように思われる。

恥を忘れた日本人

 

歌を忘れたカナリヤの如く、日本人の美徳とされた恥を搔く事がすっかりなくなってしまったようで恥さらしの世の中の真っただ中にいるように思う。