生命力の凄さ

生命力の凄さ

ある開業医に患者が訪れ,具合が悪いので一度診て欲しいとのこと、触診してすぐに大学病院へ紹介、診察の結果、癌の末期との診断が出たとのこと、患者には

その旨を伝えず単なる胃潰瘍として、直ちに手術その際は開業も立ち合い,開腹して確認したが全身に転移し手に負えず直ちに閉じてしまい、本人には手術は成功した旨を伝えた。

本人は体力回復と仕事の復帰を願い、毎日雪の中、病院の中庭を散歩して体力の回復を願い、春には退院していった、その後5年ほど経ってその患者が開業医のところへぶらりと訪ねたそう、そこで驚いた主治医は足元から頭まで確認した、というのは既に患者は死んだものと思い込み、まさか生きているとは長い経験からあり得ない事なので、念のため手術した大学病院に同行し、再検査したところ全身の癌が総て見事消えていたという。

こうした現代医療を超える現象が一例でもあることは色々な示唆を我々に与えている。

この方は宗教家でもなく、地位もなく、金銭もなく、ただ仕事で世間に役立つ目的の為に努力しただけで遺伝子にスイッチが入ったものとしか思えない、これを世間では奇跡というが決してこれは奇跡でもなんでもなく、単なる遺伝子の簡単な仕組みなのかもしれない。

つまり、意志力と実行力だけで運命は替わるという事。

 

こうした力をすべての方が持っているのに他人任せで使わないのを宝の持ち腐れという。